【賃貸】グリーン住宅ポイントの対象となる条件は?

2021/6/3

【賃貸】グリーン住宅ポイントの対象となる条件は?

目次

    グリーン住宅ポイント制度における「賃貸」の条件は?

    賃貸住宅を新築した際、グリーン住宅ポイントの制度対象となるのは以下の条件を満たす場合です。

    「賃貸住宅」の対象条件
    • すべての住戸が賃貸用に建築される共同住宅であること
    • 住居として独立しているユニットが2戸以上ある
      (各住戸専用のキッチン・トイレ・洗面所・バスルームを有している)
    • すべての住戸の床面積が40㎡以上ある
    • 住宅トップランナー制度の賃貸住宅に係る基準に適合する

    所有者の居住スペースがある、店舗が併設されているなど、すべてが賃貸専用の住宅とならない場合は制度の対象外です。

    各住戸専用のキッチン・トイレ・洗面所などをもたないシェアハウスなども対象外となります。

    「住宅トップランナー制度に適合している」ことを証明するためには、今回の制度用に新設される 「グリーン住宅ポイント対象住宅証明書」 が必要です。

    グリーン住宅ポイント対象住宅証明書は、登録住宅性能評価機関によって発行されるため、別途手数料がかかります。

    ポイントはどれくらい?

    賃貸住宅で条件を満たし、ポイントが発行された場合、

    1戸10万ポイント × 総戸数

    が獲得できるポイントとなります。

    賃貸住宅の場合、ポイント利用は追加工事への充当のみと限定されています。

     2022年1月15日までの完了報告が必須 となるので、スケジュールの面でも注意が必要です。

    まとめ

    賃貸住宅がグリーン住宅ポイントの制度対象となる性能要件についてご紹介しました。

    ポイントの使用用途が限られていること、完全に賃貸専用として新築されるもの、という条件を満たす場合はうまく活用したい制度です。

    なお、そのほかの申請区分で申請される場合は対象外となるので、その点もご注意ください。