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グリーン住宅ポイントでできる「追加工事交換」とは
2021/6/4
目次
追加工事交換とは?
発行されたポイントを、ポイント発行対象である工事や住宅の販売を行う事業者が行う追加(グレードアップを含む)工事の代金(消費税含む)の一部または全部に充当することをいいます。
(1ポイント=1円相当、1,000ポイント単位)
なお、追加工事は、以下に例示する工事を対象とします。
- 「新たな日常」に資する追加工事
- 防災に資する追加工事
https://greenpt.mlit.go.jp/additional-construction/
例えば、追加工事として防音設備を設置したり、太陽光発電の設置をするなどした場合に、追加工事分を一部または全てをポイントでまかなうことができます。
もし全部ポイントで工事が行えた場合は、無料でグレードアップすることができる!となるので大変お得なのではないでしょうか。
もちろん、ポイントが足りなかった場合には施工業者に不足分の代金を支払えば追加工事交換が可能です。
「追加工事交換」の対象となる工事内容
「新たな日常」に資する追加工事
ワークスペースの設置 | 屋内ワークスペースの設置 |
テレワーク関連設備の設置 | |
間取りの変更 | |
屋外ワークスペースの設置 | |
(共同住宅における)共用ワークスペースの設置 | |
音環境向上工事 | 防音設備の設置 |
空気環境向上工事 | 換気設備等の設置 |
空気浄化作用のある製品の設置 | |
菌・ウイルス拡散防止工事 | 非接触型設備の設置 |
玄関周り等の洗面化粧台・手洗い器・立水栓の設置 | |
抗菌・抗ウイルス建材の設置 | |
家事負担軽減に資する工事 | キッチン周りの設備の設置 |
浴室周りの設備の設置 | |
洗面所周りの設備の設置 | |
トイレ周りの設備の設置 | |
宅配ボックスの設置 | |
家事負担を軽減する収納の設置 |
「新たな日常」に資する追加工事の具体的な工事例
・屋内ワークスペースの設置
┗本棚・棚・引き出しの設置/システムキッチンのカウンターやキャビネットの設置など
・テレワーク関連設備の設置
┗天井、壁に固定する映像装置(プロジェクター、モニター)の設置/インターネット環境の設置(回線の引込み、居室への配線)など
・間取りの変更
┗居室内の窓・格子窓の設置・撤去/収納(クローゼット、押入、納戸、床上げ畳収納)の設置・撤去など
・屋外ワークスペースの設置
┗日よけ・シェードの設置/プレハブ・ユニットハウス・ワークハウスの設置など
・(共同住宅における)共用ワークスペースの設置
┗共用ワーキングスペースの設置
・防音設備の設置
┗防音室の設置/壁・二重窓・ドアの設置/防音フローリングの設置など
・換気設備等の設置
┗換気扇の設置/ルームエアコンの設置/網戸の設置など
・空気浄化作用のある製品の設置
┗畳(い草製)の設置/珪藻土の塗壁工事など
・非接触型設備の設置
┗タッチレス水栓の設置/タッチレス照明スイッチの設置/自動開閉窓・ドアの設置など
・玄関周り等の洗面化粧台・手洗い器・立水栓の設置
┗セカンド洗面台の設置/外部水栓、手洗い器の設置など
・抗菌・抗ウイルス建材の設置
┗壁・床・手すり・ドアノブの設置/抗菌水栓の設置など
・キッチン周りの設備の設置
┗ビルトイン食器洗機の設置/掃除しやすいレンジフードの設置/ディスポーザーの設置など
・浴室周りの設備の設置
┗浴室乾燥機の設置/浴室乾燥暖房機の設置/自動浴槽洗浄システムの設置
・洗面所周りの設備の設置
┗サンルームの設置/衣類乾燥機の設置など
・トイレ周りの設備の設置
┗掃除しやすいトイレの設置など
・宅配ボックスの設置
┗宅配ボックスの設置/(共同住宅における)宅配ボックスの設置
・家事負担を軽減する収納の設置
┗キッチンに設置する収納/脱衣所・洗面所に設置する収納/トイレに設置する収納
防災に資する追加工事
停電・断水対策 | 蓄電池の設置 |
太陽光発電の設置 | |
V2H・EV充電設備の設置 | |
家庭用燃料電池の設置 | |
非常用発電設備の設置 | |
貯水システムの設置 | |
雨水タンクの設置 | |
電気設備の移設 | |
水害・台風対策 | 屋根瓦の飛散防止 |
窓ガラスの飛散防止 | |
止水板の設置 | |
地震対策 (躯体に関する耐震対策を除く) |
感電ブレーカーの設置 |
家具固定器具の設置 | |
窓ガラス飛散防止 |
・
防災に資する追加工事の具体的な工事例
・蓄電池の設置
・太陽光発電の設置
・V2H・EV充電設備の設置
・家庭用燃料電池の設置
・非常用発電設備の設置
┗※上記は全て「配線・分電盤工事を含む」
・貯水システムの設置
・雨水タンクの設置
┗※上記は全て「配管工事を含む」
・電気設備の移設
┗蓄電・発電設備の架台設置/エアコン室外機の架台設置など
・屋根瓦の飛散防止
┗高耐力な瓦の設置/飛散防止ネットの設置/瓦止め(接着剤、漆喰)の敷設など
・窓ガラスの飛散防止
┗安全ガラス/雨戸/窓シャッター/ブラインドの設置など
・感震ブレーカーの設置
┗配線・分電盤工事を含む
・窓ガラスの飛散防止
┗安全ガラスの設置
追加工事交換の手順
交換商品とポイントを交換する際には、工事を発注した施工主または、住宅を購入しその住宅に居住する人が事務局に申請をします。
ですが、ポイントを追加工事と交換する場合には、工事の施工業者または住宅の販売事業者が事務局に代理申請をしなければいけません。※上図の③
事務局に申請が通ったら、ポイント発行と同時に追加工事の代金と交換された旨のハガキ通知が施工主または住宅を購入した人に届きます。
その後、施工業者に事務局から直接代金の支払いがされるという流れとなります。
追加工事交換のポイント・注意点
追加工事の契約タイミング
ポイント発行対象となる住宅の建築・購入、リフォームの工事契約を締結する際に、追加工事の契約を同時に行っても問題ありません。
ただし、見積書等に追加工事にあたる内容と金額が確認できないと申請できません。
完了報告について
2022年1月15日までに完了報告が必要ですが、工事が間に合わない場合は、完了前でも申請が可能です。
その場合は、工事完了後に完了報告書を事務局に提出する必要があります。
分離発注について
ポイント発行対象となる住宅の建築・購入、リフォームの工事契約と、追加工事などを複数の業者に依頼(分離発注)した場合は、追加工事交換の利用はできません。
必ず同じ業者に依頼をしましょう。
申請区分「賃貸」のポイント交換は追加工事のみ
賃貸住宅の新築で発行されたポイントは、追加工事交換のみ利用となり、商品交換はできないので注意しましょう。
実際に使用したポイントと発行されたポイントに差異があった場合
工事完了前にポイント発行申請をおこない、工事完了後に完了報告で実際に事務局にて確定したポイントが既に付与されたポイントよりも下回った場合、追加工事交換の代金から差し引かれます。
もし追加工事交換の代金から差し引けない場合には、直接申請者に不足分の返金が求められますので、注意してください。
追加工事交換の申請について
ポイント発行申請と合わせて、「追加工事交換申請書」の提出が必要です。
また、必ず工事施工者もしくは販売事業者が代理申請(完了報告も)を行うことが条件となります。
お家を購入する・大規模なリフォームをするのは、一生に一度あるかないかの大きなお買い物と言えます。
ぜひそのような大きな節目で後悔が無いようにしっかりとスケジュールやポイントを確認して、賢く新生活をスタートしましょう。
※本記事は、2021年3月下旬に執筆しています
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